BCAAの効果と働きについて

BCAAとは

 

BCAA(分岐鎖アミノ酸)は、特に肉類、乳製品、豆類に含まれているアミノ酸です。
このアミノ酸は単一のアミノ酸ではなく、バリン、ロイシン、イソロイシンの三種類のアミノ酸から成り立っています。

BCAAは筋力トレーニングのためのサプリメントとしての側面が強調されていますが、医療面でも利用されています。
BCAAが筋無緊張症の筋萎縮性側索硬化症(ルー・ゲーリック病)、遅発性ジスキネジアとよばれる運動障害、マッカードル病とよばれる遺伝病、年配者の腎不全と癌患者の脊髄小脳変性症を治療するために使われます。
そして、ベッドで寝たきりになっている人の遅筋衰弱を防ぐ目的でもBCAAが使われています。
ただ、一般的にBCAAは筋肉を増強するためのサプリメントとしての使用法が目立ちます。

筋力トレーニングのように筋肉に大きな負荷がかかった場合、筋肉の分解がはじまります。
こうした筋肉の分解の後に再び筋肉が再生されていきますが、BCAAは筋肉の分解を可能な限り低く抑えることが特徴です。
それと同時に筋肉組織の再生を促します。
かつ、BCAA自体が筋力トレーニング中のスタミナを維持する効果もあります。

筋肉の分解と再生を繰り返しているのが筋力トレーニングですが、筋肉の分解ばかりが進行して再生されないと、筋肉は逆に細くなっていきます。
そのため、激しいトレーニングを行うならば、筋肉再生のための栄養素が必要になります。
筋力トレーニングにより良い効果を求めたり、筋肉を増強するためには、この点が重要なポイントになります。


BCAAとプロテインの違い


BCAAとはアミノ酸です。
一方、プロテインとはタンパク質です。
ここで誤解があるのですが、BCAAの成分はすべてプロテインに含まれています。

どちらも筋肉増強のために利用されていますが、効率性の面で異なります。
BCAAはバリン、ロイシン、イソロイシンから成り立っていますが、そもそもこれらのアミノ酸は筋肉組織を構成している主成分です。
つまり、筋肉を作る主要なメンバーです。
そして、これが重要ですが、もともとアミノ酸の形になっているBCAAは体内で分解する必要がありません。
胃から素早く吸収されて、即座に利用されます。
一方、タンパク質であるプロテインはアミノ酸に分解される必要があるため、消化の過程をたどることになります。
筋力トレーニングの最中に起こる筋肉分解を最低限とするためには、トレーニング中に十分なバリン、ロイシン、イソロイシンが体内にあることが大切です。
この側面だけを考えると、吸収の良いBCAAのほうが良いということになります。

しかし、プロテインが悪いということはありません。
吸収の面ではBCAAに劣りますが、アルギニングルタミンなどの筋肉増強をサポートする他のアミノ酸も含んでいます。
もしプロテインを利用する際はできるだけ、バリン、ロイシン、イソロイシンの比率が大きいものを選んだほうが筋肉増強には有利です。
BCAAの比率という意味では大豆プロテインなどよりもホエイプロテインのほうが多くなっています。


BCAAの副作用


BCAAはとりたてて副作用を心配するものではありませんが、あくまでも補助として利用するべきです。
筋肉をつくるために欠かせないものですが、筋肉がBCAAだけで成り立っているわけではありません。


BCAAの効果



  • トレーニング中の筋肉分解をふせぐ


  • 筋肉が作られるのを促進する


  • トレーニング中のスタミナを維持する



BCAAを利用するケース


効率の良い筋力トレーニングを行いたい


筋肉を増強するためには筋肉をつくる栄養素が必要になります。
これは当然なのですが、トレーニング内容ばかりを追求しがちです。
筋肉増強に最も適したサプリメントのひとつがBCAAだといえます。


BCAAとプロテインの使い分け


吸収力が優れていることから、トレーニング前にBCAAを摂ることが理想的です。
逆に筋肉はBCAAのみで成り立っているわけではないため、アミノ酸をトータルで摂る必要もあります。
おそらくトレーニング前にBCAAを摂り、タンパク質の補給のために食後にプロテインを摂るという使い方が好ましいと考えます。

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