朝鮮人参の効果・副作用・摂取量

朝鮮人参の概要


朝鮮人参は、漢方薬の主成分の一つとして長い間使用されてきた有名なハーブです。
エゾウコギ、アメリカニンジン、アシュワガンダなどのアダプトゲンハーブと同じように、強壮効果があるハーブの王といっても過言ではない存在です。アダプトゲンとは、精神面と肉体面の両方でストレスに対する抵抗力を高めることができる物質を指しています。


朝鮮人参は補中益気湯、人参養栄湯、十全大補湯をはじめとした数多くの漢方薬に含まれ、日本においては薬用ニンジン、オタネニンジンといわれ、やはり古くから使用されてきています。


朝鮮人参の用途は数多くありますが、一言でいうならば、強壮剤です。
つまり、いつも体がだるい、元気がないなどに対して効果を発揮します。
漢方では、生薬(薬草やハーブなど)を組み合わせることで最大の効果を引き出します。
ほとんどの漢方薬が複数の生薬を含んでおり、相乗効果を発揮するように考えられています。
生薬を単体で使用することはほとんどなく、このことは漢方理論の奥深さを感じさせます。
一方で西洋におけるハーブ療法は漢方ほど深く理論が確立されていないように思われます。
上述した補中益気湯、人参養栄湯、十全大補湯などの漢方薬は病中病後や虚弱体質に使用されるものですが、これらの漢方薬の主役になっているのが朝鮮人参です。


アジアにおいて長い間使用されてきた朝鮮人参は、1960年台に西洋においても注目をあびるようになりました。朝鮮人参に関する研究が開始され、ジンセノサイドという朝鮮人参に含まれている有効成分が明らかにされ、ストレス耐性、運動能力の向上、身体機能の向上、血行改善、血圧改善、コレステロール値の改善など、数多くの効果があることがわかりました。


現在、朝鮮人参は完全に強壮剤としての地位を確立しました。
しばしば、「総合的な健康薬」といわれ、中には「万能薬」という人もいます。しかし、朝鮮人参を含んだ製品は粗悪品が多いことでも有名です。ジンセノサイドの含有量が製品の価値を決定します。最低でも4%のジンセノサイドを含んでいることが薬効を期待できる条件です。


朝鮮人参の効果



  • 全体的な健康を増進する。


  • ストレスに対する抵抗力を強化する。


  • 免疫力を強化する。


  • コレステロール値を下げる。


  • 思考力、集中力、記憶力を高める。


  • 身体機能を高めて、スタミナをつける。



朝鮮人参の用途や特記事項


免疫システムを強化すること、うつ病、不安症、慢性疲労症候群に使用されます。


一部では、乳がんの治療に朝鮮人参を使用し、卵巣がん、肝臓がん、肺がん、皮膚がんを防ぐためにも使用されます。


貧血、糖尿病、胃炎、二日酔い、閉塞性肺疾患(COPD)、ぜんそくに使用されます。


出血性疾患、食欲不振、嘔吐、線維筋痛、神経痛、関節痛、めまい、頭痛、閉経期のホットフラッシュに使用されます。


免疫システムを強化して、風邪やインフルエンザを防ぎ、食欲を増すために使用されます。


運動能力の向上と集中力を高めるために使用されます。


朝鮮人参の副作用と安全性


短期間(3ヶ月以下)使用する場合、おそらく朝鮮人参は安全です。長期に渡る使用は安全ではない可能性があります。一部の研究者は、朝鮮人参が有害なホルモンのように作用する可能性を示唆します。


最も多い副作用は不眠です。朝鮮人参は刺激が強いため、不眠の原因になることがあります。


まれに乳房の痛み、心拍数の増加、血圧が高くなる、頭痛、食欲不振、下痢、発疹、めまい、情緒の変化を引き起こすことがあります。


過去にスティーブンスジョンソン症候群といわれる重度の発疹、肝臓障害、重度のアレルギー反応が報告されています。


朝鮮人参に関する特別な注意と警告


妊娠中や母乳哺育中


妊娠している場合は、朝鮮人参を使用しないでください。
朝鮮人参は、おそらく安全ではありません。
朝鮮人参の化学物質の1つは、動物実験において先天性欠陥を引き起こすことが判明しました。
そして、妊娠中と母乳哺育中における朝鮮人参の使用については、ほとんど知られていません。大事をとり、使用しないでください。


乳児と小児


朝鮮人参は乳児と小児において、おそらく安全ではありません。
乳児に朝鮮人参を使用することは、中毒を起こす可能性があります。
年長の子供たちにおける朝鮮人参の安全性については、知られていません。
さらに多くのことがわかるまで、年長の子供たちにさえ朝鮮人参を使用しないでください。


多発性硬化症、狼そう(全身性エリテマトーデス)、関節リウマチ、あるいは他の自己免疫疾患


朝鮮人参は免疫システムの活性を高めます。このことは自己免疫疾患をさらに悪化させる可能性があります。自己免疫疾患である場合は、朝鮮人参を使用しないでください。


糖尿病


朝鮮人参が血糖値を下げるかもしれません。
血糖値を下げるために薬を飲んでいる糖尿病の人が朝鮮人参を使用することは、血糖値を下げすぎる可能性があります。糖尿病であり、朝鮮人参を使用する場合は、慎重に血糖値をモニターしてください。


乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮内膜症、子宮筋腫のようなホルモンに関連する健康状態


朝鮮人参に含まれているジンセノサイドはエストロゲンのように作用することがあります。
エストロゲンの増加によって、症状が悪化する病気である場合は、朝鮮人参を摂らないでください。


睡眠障害(不眠症)


最も多い朝鮮人参の副作用は不眠症です。睡眠障害である場合は、注意深く朝鮮人参を使用してください。


精神分裂症のような精神の健康状態


朝鮮人参はこれらの健康状態をさらに悪化させる可能性があります。注意深く使用してください。


朝鮮人参の服用量


製品ラベルの指示に従ってください。優良な製品は最低でも4%のジンセノサイドを含んでいます。製品ラベルを確認して下さい。

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